未来に希望を持てるようになった—6週間のバジャウ村滞在記

こんにちは。バジャウゲストハウスのオーナー、けいすけです。
今年の1月から約6週間、セブ島のバジャウ族の村に滞在していました。
今回の滞在の目的は、
・村内に子ども食堂を建設すること
・新たな事業の立ち上げ準備
を進めるため。10年前に出会ったデンジ家族が、深刻な経済的困難に直面していることを知ったのが、いまのツアー事業を始めたきっかけでした。


バジャウ村に訪れていただくみなさんにツアーを通じてご参加いただけたおかげで、今ではデンジ家族を含む3世帯に、フィリピンの平均月収以上の報酬を支払えるようになっています。
バジャウ族のデンジは、1年半前には6社+僕からの無利子の借金がありましたが、少しずつ返済が進み、現在は残り2社のみ。
もちろん、僕が代わりに返済することもできますが、「お金の使い方を学んでほしい」という思いから、自分の収入から返してもらっています。
フィリピンでは「お金が入ったらすぐ使う」という文化的な傾向もあり、結果的に本当に必要なときにお金がなくて借金を重ねてしまう、そんな“負のループ”に陥ってしまうことがあります。
デンジ家族もかつてはそうでした。でも今回の滞在中に、こんな言葉をもらいました。
「けいすけがツアー事業を始めて雇用してくれ、お金の使い方を何度も教えてくれたおかげで、これまで“明日”や“明後日”のためにお金を使ったことはあっても、“来月”や“来年”などの未来のために使うなんて考えたことなかった。でも、今は自分で考えて中長期的視点でお金を使えたり、未来のために投資できるようになった。結果、未来に希望が持てるようになった。」
この言葉がすごく嬉しくて、涙が出そうになりました。
大変なことも多いけど、「やっぱりこの道を選んでよかった」と思える瞬間でした。
バジャウ族だけで運営できるような仕組みは出来ていますが、リアルな現場で感じられることを大切に、セブにも引き続き足を運びたいと思います。
(3/1に村で発生した火災で、バジャウゲストハウスも全焼しましたが、今後の方針については調整中です。)



